今日は「鱸-すずき-」を生きたまま運ぶ、お話。
スズキは、夏の高級魚として知られ(最も高値がつき)ますが、秋から初冬は産卵を控えた子持ちの「腹太(ハラブト)スズキ」も人気があるなど、通年出回る人気のお魚です。
ブリ等と同様「出世魚」としても知られ、生後1~2年(体長25~40cm)のスズキの幼魚は「セイゴ」、2~3年(体長40~60cm)になると「フッコ(ハネ)」、それ以上(生後4~5年、体長60cm以上)になると「スズキ」と呼び名が変わります(呼び名は地方によって異なる場合があります)。
さて、今回はスズキが多く獲れる地域のお客様。「活スズキ」を発泡スチロールで市場に送っていました。
スズキは体が大きく、泳ぎまわる魚のため、大きめの発泡スチロールを用意してもへい死率が高く、なかなか「活」で送るのが難しい魚です。
そこで『魚活ボックス』に切替えたところ、比較的泳げるスペースもあり水量も多いため、へい死が少なく良い状態で届けられるようになった、とのことでたいへん喜んでいただいています。
小さめのスズキであれば、カゴに2~3匹入れて送ることもできました。さらに、他魚種との混載でも特に問題なく送ることができました。
シーズンによって「活スズキ」は高値で競られるので、『魚活ボックス』レンタル料・運賃を含めても利益が出る、とメリットを感じていただいています。