「活魚を輸送する手段」には、現在様々なものがあります。
大量の活魚を運ぶのに適しているのは、「活魚船」です。例えば、海養魚の稚魚を、沖にある生け簀に一気に移動するのに適しています。
次に大量に運べる手段としては「活魚車」があります。トラックに水槽が付いている特殊車輛で、こちらも数トン単位の活魚を輸送するのに利用されます。この他、それぞれの漁業者さんが、樹脂製の水槽、エアレーションと酸素ボンベを自社のトラックに設定して運んでいるケースもあります。
さらに数匹単位では、発泡スチロールにエアレーションポンプをセットした、いわゆるブク箱で発送する手段があります。
これら様々な手段がある中、新しい輸送手段として『魚活ボックス』が誕生しました。
魚活ボックスは、活魚車とブク箱の中間に位置するような輸送装置です。ありそうでなかった、価格を崩さない程度のロットの活魚を輸送できるように設計しました。
作業の手間軽減、フォークリフトでの積込み、水漏れ防止等、開発に苦労を重ね、今では、豊洲市場でほぼ毎日見られるようになりました。おかげ様で、活魚輸送に関する実績とノウハウを積み重ねて参りました。
お客様の用途によっては、魚活ボックスが向いていない場合もあります。その場合は、他の手段をご紹介し、お客様にとって最適な方法をご提案しています。